SQL ServerのデータベースをAccessへリンクすることでデータベースを共有することができます。
便利な機能が多いAccessで操作するとデータベースの編集や調査、分析がはかどりますよね。
今回はデータベースをSQL ServerからAccessへリンクさせる方法をご紹介します。
- Accesでのリンク
- SQLのAccessへのリンク方法
- Accessを起動
- メニューバー「外部データ」
- データのインポート元とインポート先、またはリンク元とリンク先の選択
- DSNファイルを選択する画面で「新規作成」をクリック
- セットアップするデータソースのドライバーに「SQL Server」を選択
- 作成するDSNファイルのファイル名と保存先を設定
- 接続するSQLの説明とサーバー名を入力
- SQL Serverへ接続するための情報を入力して「次へ」
- 「既定のデータベースを以下のものに変更する」を選択して対象となるデータベースをプルダウンから選択→「次へ」
- 設定内容の確認
- データソースの選択画面に戻るので「OK」をクリック
- リンク対象のテーブルを選択
- リンクが開始されるので固有レコード識別子を選択
- Accessでリンクしたテーブルが参照できることを確認
Accesでのリンク
データにリンクする場合、Access は、Access と SQL データベースのデータに対する変更を同期する双方向接続を作成します。 |
つまりAccessを編集すればリアルタイムでSQLも変更されます
※出典:Microsoftサポート
SQLのAccessへのリンク方法
具体的な手順を見ていきましょう
Accessを起動
Accessを起動します
初めての起動であれば適当に空のデータベースを表示します


メニューバー「外部データ」
上部メニューバーの「外部データ」→「新しいデータベース」→「データベースから」→「SQL Serverから」を選択

データのインポート元とインポート先、またはリンク元とリンク先の選択
「リンクテーブルを作成してソースをデータリンクする」を選択して「OK」

DSNファイルを選択する画面で「新規作成」をクリック
データソースの選択画面で「新規作成」をクリック

セットアップするデータソースのドライバーに「SQL Server」を選択
データソースの新規作成ウィザードで下にスクロールして「SQL Server」を選択して「次へ」

作成するDSNファイルのファイル名と保存先を設定
「参照」をクリックし保存場所とファイル名を指定→「次へ」

「完了」をクリック

接続するSQLの説明とサーバー名を入力
「説明」欄は任意で入力
「サーバー」に(local)もしくはサーバーのIPを入力→「次へ」

SQL Serverへ接続するための情報を入力して「次へ」
権限の確認を行う方法を聞かれるので「ユーザーが入力すSQL Server用のログインIDとパスワードを使う」を選択→ログインIDとパスワードを入力→「次へ」
例) ログインID:test、パスワード:test

「既定のデータベースを以下のものに変更する」を選択して対象となるデータベースをプルダウンから選択→「次へ」

「完了」をクリック
設定内容の確認
確認画面が表示されるので設定が正しければ「データソースのテスト」をクリック

接続が成功すれば「OK」をクリック

データソースの選択画面に戻るので「OK」をクリック

ログインIDとパスワードを入力→「OK」

リンク対象のテーブルを選択
リンク対象のテーブル一覧が表示されるので「すべて選択」を選択→「OK」

リンクが開始されるので固有レコード識別子を選択
「固有レコード識別子の選択」で「OK」をクリックしリンクしていく
識別子を指定する必要が無ければ「OK」を、指定が必要であれば選択し「OK」

Accessでリンクしたテーブルが参照できることを確認
テーブルをダブルクリックすると内容が表示されます。
Access側でテーブル内を変更するとリンク元のSQL Server側のデータも更新されることを覚えておきましょう。